新しいやり方とか、ちょっとした効率化を提案すると、なぜかいつも「今のままでいいんじゃない?」って言われる。
これ、結構あるあるじゃないかなと思っている。私も何度も跳ね返されてきたし、正直「なんで変わりたくないんだろう」ってモヤモヤしたこともある。
今回は、そのモヤモヤと付き合ってきた中で、なんとなく分かってきたことのメモです。「これが正解」というより、私はこう考えるようになった、くらいの話として読んでもらえたら。
反対する側にも、たぶん理由がある
改善が通らないと、つい「あの人が変化を嫌うから」って、人のせいにしたくなる時がある。でも、後から振り返ると、それはちょっと違うかもと思うようになった。
反対する側にも、たぶん理由がある。
- 今のやり方を覚えるのに、時間もかかったし苦労もしたはず
- 新しいやり方で、自分の仕事や立場が変わることへの不安
- 前の「改善」で失敗して、痛い目を見た経験があるかもしれない
- そもそも、変える理由をちゃんと説明されていない
こう考えると、「変わりたくない=困った人」というより、「守りたいものがある人」なのかもなと思うようになった。ここの捉え方を変えるだけで、自分の中の苛立ちが少し減った気がする。
「反対」に見えて、実は「進め方」への反応だったりする
改善提案が反対される時、よく見ると「改善そのもの」への反対じゃなくて、持っていき方への反応だったりすることが多い気がしている。
- 急に言われて、心の準備ができていない
- 「今までのやり方が悪い」と言われた気がして、なんとなく自分ごとを否定された感覚になる
- メリットが「会社にとって」の話ばかりで、自分にとっての得が見えない
- 決まったことを、後から知らされる立場になっている
なので、私はできるだけ「反対する人」じゃなく「自分の伝え方・進め方」の方を見直すようにしている。ここを変えるだけで、通り方がだいぶ違った気がする。
私がなんとなく効いた気がしているやり方
いくつかの職場で試してきた中で、感覚として「これは効いたかも」と思っているものを、思いつく順にメモしておく。
一気に変えようとすると、それだけ抵抗も大きくなる気がしたので、まずは一部分だけ、小さく試すようにしていた。「まず1週間だけ」くらいのサイズだと、相手も受け止めやすかった印象。
あと、今のやり方を否定するような言い方は避けるようにしていた。今までそのやり方でやってきた人には、それがその人の積み重ねでもあるから。「今のやり方も分かってる上で、こういうのも試してみたい」くらいの温度で伝えると、聞く姿勢がちょっと違った気がする。
言葉で説明するより、先に小さく試してみて、結果を見せる方が伝わりやすかった。「これくらい楽になりました」を実際に見せられると、反対していた側から「じゃあうちもやってみようか」と言われたこともある。
メリットの伝え方も、「効率化になる」「会社のため」だけだと、自分ごとに感じてもらえない気がして、「これで確認作業が減って、残業も減るかも」くらい、相手側の得に言い換えるようにしていた。
決めるところに、少しだけ意見を聞く場を作るのも、地味に効いていた気がする。完全に決まったことを持っていくと、「勝手に決められた」感が出やすいから。
あと、これが一番大事だったかもしれないけど、焦らないこと。変化を受け止めるのに時間がいる人もいるので、急かすほど警戒されて話が進まなくなる感覚があった。
それでも、フェアに言っておきたいこと
改善が常に「正しい」わけでもないと思っている。
現場を知らないまま持ち込まれた改善案が、実際にはうまく回らないこともある。反対する人の中には、単なる抵抗じゃなく「これをやると、こういう問題が出ますよ」という、現場ならではの気づきを持っている人もいる。
「反対=間違い」でもないし、「改善=正解」でもない。反対の理由を聞くことも、進め方のひとつなんだと思う。
まとめ
改善を進めるときにつまずくのは、「改善そのもの」じゃなく「進め方」のことが多い気がしている。
反対する人にも理由があること、伝え方をちょっと変えるだけで受け止め方が変わること。そんなことを、いくつかの職場を通してなんとなく学んだ気がする。
もし今、改善提案が止まっていて悩んでいる人がいたら、「進め方」の方だけ、ちょっと見直してみるのも一つかもしれない。


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